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レミッチ
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開発の経緯

レミッチ®カプセル2.5µg(一般名:ナルフラフィン塩酸塩 以下、レミッチ®)は選択的なオピオイドカッパ(κ)受容体(以下、κ受容体)作動薬であるナルフラフィン塩酸塩を有効成分として「次の患者におけるそう痒症の改善(既存治療で効果不十分な場合に限る) 血液透析患者、慢性肝疾患患者」を効能又は効果とする世界初の経口用軟カプセル剤です。

血液透析患者や慢性肝疾患患者にみられるそう痒症は、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、保湿剤、外用ステロイド剤等、従来の治療法では効果が不十分な場合があります。その発現には複数の因子が関与していると考えられていますが、決定的な因子は特定されていません。しかしながら、血液透析患者では血漿中のβ-エンドルフィン、慢性肝疾患患者では血漿中のLeu-エンケファリン及びMet-エンケファリン(いずれもオピオイドミュー(μ)受容体(以下、μ受容体)を作動させる内因性オピオイド)濃度が高いこと、また、血液透析患者のうちかゆみの強い患者ほど血漿中のβ-エンドルフィン濃度が高いこと、さらに、かゆみを有する原発性胆汁性肝硬変患者ほど血漿中のβ-エンドルフィン及びエンドモルフィン-1(同じくμ受容体を作動させる内因性オピオイド)濃度が増加していることなどから、血液透析患者や慢性肝疾患患者のかゆみの発現には、μ受容体の活性化が関与していることが示唆されています。また、オピオイド受容体には主に3つのサブタイプ(μκ、デルタ(δ)が存在し、作用発現特性はサブタイプごとに異なり、κ受容体はμ受容体と相反する薬理作用を示すとともに、μ受容体を介した作用を抑制する働きを有することが知られています。

レミッチ®は、in vitroにおいてκ受容体に選択的に作用することが確認され、非臨床試験において抗ヒスタミン薬等の従来の止痒薬が効果をあらわしにくい実験的そう痒症モデルで止痒作用を示すことが確認されました。これらの結果に基づき、東レ株式会社ではそう痒症改善剤として1998年より臨床試験を開始し、従来の治療法では効果不十分な血液透析患者のそう痒症においてレミッチ®の有効性及び安全性が認められたことから製造販売承認申請を行い、2009年1月に「血液透析患者におけるそう痒症の改善(既存治療で効果不十分な場合に限る)」を効能又は効果として承認されました。その後、抗ヒスタミン薬等で十分に効果が認められない(既存治療抵抗性の)そう痒症を有する慢性肝疾患患者を対象とした臨床試験を実施し、有効性及び安全性が確認されたことから製造販売承認事項一部変更承認申請を行い、2015年5月に「慢性肝疾患患者におけるそう痒症の改善(既存治療で効果不十分な場合に限る)」が効能又は効果として追加承認されました。

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