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レミッチ
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Drug Information

「禁忌を含む使用上の注意」の改訂には十分ご留意ください。

禁忌

【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

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組成・性状

レミッチ®(カプセル)

有効成分・含量(1カプセル中) ナルフラフィン塩酸塩 2.5µg(ナルフラフィンとして2.32µg)
添加物 内容物:マクロゴール400、チオ硫酸ナトリウム水和物
カプセル本体:コハク化ゼラチン、ゼラチン、濃グリセリン、酸化チタン
性状・剤形 ごくうすい黄色~うすい黄色のだ円球形の軟カプセル剤
外形
サイズ 長径 約9.7mm 、 短径 約6.6mm 、 重量 約277mg
識別コード TR11(PTPシートに表示)

レミッチ®OD錠

有効成分・含量(1錠中) ナルフラフィン塩酸塩 2.5µg(ナルフラフィンとして2.32µg)
添加物 D-マンニトール、チオ硫酸ナトリウム水和物、クロスポビドン、
ステアリン酸マグネシウム、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、
乳糖水和物、マクロゴール400、酸化チタン、三二酸化鉄
性状・剤形 やわらかい紫みの赤色~くすんだ赤色のフィルムコーティング錠
外形
サイズ 直径 7.1mm、厚さ 約3.2mm、重量 約134mg
識別コード TR12(PTPシート及び錠剤に表示)

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有効成分に関する理化学的知見

一般名 ナルフラフィン塩酸塩 Nalfurafine Hydrochloride
化学名 2E )-N-[(5R ,6R )-17-(Cyclopropylmethyl)-4,5-epoxy-3,14-dihydroxymorphinan-6-yl]-3-(furan-3-yl)-N -methylprop-2-enamide monohydrochloride
分子式 C28H32N2O5・HCl
分子量 513.03
構造式 構造式
性状 白色~ごくうすい黄色の粉末である。吸湿性が高く、光にやや不安定である。溶解性は、水、メタノールに対して溶けやすく、エタノール(95)に対しては溶けにくく、酢酸エチルとジエチルエーテルにはほとんど溶けない。
分配係数 0.95〔1-オクタノール/pH6.8の緩衝液での分配係数(LogD)〕

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効能又は効果

次の患者におけるそう痒症の改善(既存治療で効果不十分な場合に限る)
血液透析患者、慢性肝疾患患者

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用法及び用量

通常、成人には、ナルフラフィン塩酸塩として1日1回2.5µgを夕食後又は就寝前に経口投与する。なお、症状に応じて増量することができるが、1日1回5µgを限度とする。

<用法及び用量に関連する使用上の注意>

◯血液透析患者におけるそう痒症の改善の場合
本剤の投与から血液透析開始までは十分な間隔をあけること。[本剤は血液透析により除去されることから、本剤服用 から血液透析までの時間が短い場合、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。(「薬物動態」の項参照)]
◯慢性肝疾患患者におけるそう痒症の改善の場合
本剤の投与は1日1回2.5µgから開始し、効果不十分な場合に1日1回5µgへの増量を検討すること。
◯OD錠は口腔内で崩壊するが、口腔粘膜からの吸収により効果発現を期待する製剤ではないため、唾液又は水で飲み込むこと。
(「適用上の注意」(3)服用時の項参照)

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使用上の注意

1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)

(1)
高齢者(「高齢者への投与」の項参照
(2)
重度(Child-Pugh分類グレードC)の肝障害のある患者[投与経験がない。また、肝機能の低下に伴い血中濃度が上昇するおそれがある。(「薬物動態」の項参照)]
〈血液透析患者におけるそう痒症の改善の場合〉
(1)
中等度(Child-Pugh分類グレードB)の肝障害のある患者[血中濃度が上昇するおそれがある。(「薬物動態」の項参照)]
〈慢性肝疾患患者におけるそう痒症の改善の場合〉
(1)
腎機能障害のある患者[血中濃度が上昇するおそれがある。]

2.重要な基本的注意

(1) 重度(Child-Pugh分類グレードC)の肝障害のある患者に対する本剤の投与にあたっては、リスク・ベネフィットを勘案し、投与中は患者の状態を十分に観察すること。(「慎重投与」の項参照)
(2) 眠気、めまい等があらわれることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう注意すること。
(3) 本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
(4) 本剤の投与により、プロラクチン値上昇等の内分泌機能異常があらわれることがあるので、適宜検査を実施することが望ましい。

3.相互作用

本剤は、主として肝代謝酵素CYP3A4によって代謝される。(「薬物動態」の項参照

併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
CYP3A4阻害作用のある薬剤等
アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール等)、ミデカマイシン、リトナビル、シクロスポリン、ニフェジピン、シメチジン、グレープフルーツジュース等
本剤の血漿中濃度が上昇する可能性があるため、併用の開始、用量の変更並びに中止時には、患者の状態を十分に観察するなど注意すること。 本剤は、主としてCYP3A4により代謝されるため、CYP3A4阻害作用のある薬剤等との併用により本剤の代謝が阻害され、血漿中濃度が上昇する可能性がある。(「薬物動態」の項参照
睡眠薬、抗不安薬、抗うつ薬、
抗精神病薬、抗てんかん薬
本剤との併用により、不眠、幻覚、眠気、浮動性めまい、振戦、せん妄等が認められる可能性があるので、併用の開始、用量の変更並びに中止時には、副作用の発現に注意すること。 本剤による中枢性の副作用が増強される可能性がある。
オピオイド系薬剤 本剤の作用が増強あるいは減弱されるおそれがある。 両剤の薬理学的な相互作用(増強又は拮抗)が考えられる。

4.副作用

〈血液透析患者におけるそう痒症の改善の場合〉

血液透析患者を対象とした国内臨床試験における安全性解析対象609例中242例(39.7%)に副作用( 臨床検査値異常を含む)が認められた。その主なものは、不眠96例(15.8%)、便秘29例(4.8%)、眠気19例(3.1%)、プロラクチン上昇19例(3.1%)等であった。(承認時(カプセル))

*#〈慢性肝疾患患者におけるそう痒症の改善の場合〉

慢性肝疾患患者を対象とした国内臨床試験における安全性解析対象484例中297例(61.4%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。その主なものは、頻尿・夜間頻尿46例(9.5%)、便秘42例(8.7%)、プロラクチン上昇41例(8.5%)、不眠34例(7.0%)、眠気26例(5.4%)、抗利尿ホルモン上昇24例(5.0%)等であった。(承認時(カプセル))

(1) 重大な副作用
肝機能障害(頻度不明注1))、黄疸(頻度不明注1)
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTPの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
(2) その他の副作用
下記の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。特に、血液透析患者への投与時、不眠、便秘、眠気が投与開始後2週間以内に、慢性肝疾患患者への投与時、不眠、眠気、便秘、頻尿・夜間頻尿が投与開始後4週間以内にあらわれることが多いので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量するなど適切な処置を行うこと。
 
5%以上
1~5%未満
1%未満
頻度不明注1)
**
精神・神経系
不眠 眠気、浮動性めまい、頭痛 いらいら感、幻覚、構語障害、レストレスレッグス症候群、振戦、しびれ 不穏、せん妄、易怒性
消化器系 便秘 口渇、悪心、下痢 嘔吐、食欲不振、腹部不快感、胃炎、口内炎  
皮膚   そう痒の悪化、湿疹、発疹
 
蕁麻疹、紅斑、丘疹 色素沈着
肝臓   総胆汁酸上昇 AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇 LDH上昇
腎臓 頻尿・夜間頻尿注2) 多尿注2)    
循環器系     動悸、ほてり、血圧上昇  
内分泌系 プロラクチン上昇 テストステロン低下、甲状腺刺激ホルモン低下、甲状腺刺激ホルモン上昇、抗利尿ホルモン上昇 女性化乳房  
血液     好酸球増多、貧血  
尿   尿中血陽性注2)、尿中蛋白陽性注2)    
その他   倦怠感 胸部不快感、脱力感、回転性めまい、異常感、浮腫、血中リン低下  

注1)自発報告によるものについては頻度不明。

注2)慢性肝疾患患者を対象とした国内臨床試験での発現頻度。

5.高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与

(1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。[動物実験(ラット)において、胎盤通過、生存胎児数の減少、出産率の低下及び出生児体重の減少が報告されている。]
(2) 授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせること。[動物実験(ラット)において、乳汁中へ移行することが報告されている。]

7.小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児への投与に関する安全性は確立されていない。(使用経験がない)

8.過量投与

徴候、症状 過量投与により、幻覚、不安、重度の眠気、不眠等があらわれるおそれがある。
処   置 投与を中止し、必要に応じ適切な対症療法を行うこと。なお、本剤は透析により除去されることが示されている。(「薬物動態」の項参照

9.適用上の注意

(1) 薬剤交付時 PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、さらには穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
(2) 保存時(カプセル) 未使用の場合はアルミピロー包装のまま保存し、開封後は遮光保存すること。また、服用時にPTPシートから取り出すこと。
保存時(OD錠): 未使用の場合はアルミピロー包装(脱酸素剤入り)のまま保存すること。また、本剤をPTPシートから取り出して保存する場合は、湿気を避けて保存し、なるべく早めに使用すること。
(3) 服用時(OD錠): OD錠は舌の上にのせ、唾液を浸潤させて舌で軽くつぶし、崩壊後唾液のみで服用可能である。また、水で服用することもできる。

10.その他の注意

(1) 動物実験(イヌ静脈内投与、0.1µg/kg以上)において全身麻酔下での血圧低下が報告されている。
(2) 動物実験(ラット筋肉内投与、40µg/kg/day以上)において受胎率の低下が報告されている。

(OD 錠)#2017年3月作成(第1版)
(カプセル)**2016年2月改訂(第9版) *2015年5月改訂
このDIは2017年3月作成(第1版)及び2016年2月改訂(第9版)の製品添付文書に基づいて作成しました。

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